安倍、麻生両氏に「旧経世会支配」への怨念 自民役員人事に漂う派閥再編構想 (2/2ページ)

2014.09.09


安倍首相(中央)を支える、菅官房長官(左)と、麻生副総理兼財務相【拡大】

 正直言って、筆者も「谷垣幹事長」は想定外であった。それよりも、よく1カ月近く情報統制ができたものだと感心するばかりである。

 換言すれば、それが「安倍1強」の証しと言っていいのかもしれない。

 巷では、衆院解散・総選挙が遠のいたと言われている。

 だが、依然として12月の消費税率10%への引き上げ決断前の衆院解散断行の可能性が高いと、筆者は見ている。

 消費増税慎重論で知られた首相ブレーンの浜田宏一内閣官房参与(エール大学名誉教授)が最近、再引き上げ論に転じたというのだ。

 一方、安倍首相夫人、昭恵さんは先週、ロイター通信のインタビューに応じ、個人的な見解だがとした上で消費税再増税に異論を唱えた。

 散らして反応を探る官邸は、実に巧みである。情報管理の司令塔である菅長官の手腕は傑出している。

 指摘しておくべきは、今回の人事からうかがえるのは、安倍首相がそう遠くない将来に、自民党の派閥再編を構想しているフシが濃厚であることだ。

 安倍、麻生両氏に共通するのは、かつての「旧経世会(竹下派)支配」への怨念である。 (ジャーナリスト・歳川隆雄)

 

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