沖縄の人々と米海兵隊の真の姿 地域の清掃や養護施設訪問など素朴な交流 (1/2ページ)

2014.11.26


米海兵隊との上陸訓練を終え、引き上げる自衛官ら =米カリフォルニア州【拡大】

 米海兵隊員たちは沖縄に赴任すると、多くの驚きを感じるという。

 ある週末、いつも反対派のデモが繰り広げられている米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)のゲート前に数人の人が集まっていた。数日前、女性兵士が砂を投げられて負傷し、車を蹴られるなどの事案が起きていたことから緊張が走った。だが、よくよく見ると、その人たちはゲート前の掃除をしていたのだという。

 「なぜ、こんなことを…?」

 戸惑いながら尋ねると、そのグループの人たちが訴えた。

 「あの活動家たちを沖縄の代表だと思わないでください!」

 自分たちの愛する故郷は清潔であってほしい、そう話す地元の人々の姿に、屈強な海兵隊員も思わず涙が出そうになったという。

 東日本大震災の時は訓練のためにインドネシア近海にいた者が多かった。震災発生により皆がニュースにくぎ付けになっていたとき、突如、艦艇が針路を変えた。予告なしの方向転換にテーブルの物は全て転げ落ち、皆倒れそうになったが、すぐに自分たちは東北に救援に行くのだと悟り、数千人の隊員が「行くぞ!」と歓声をあげたという。

 「トモダチ作戦」として現地に急行し、その後、宮城県気仙沼市・大島の人々とは家族ぐるみで親交を深めているケースもあるようだ。日本が好き、沖縄が好き、それは偽りない彼らの思いなのである。

 「近くのおばあちゃんが作ってくれるおそばがオイシイです!」

 土地の人との交流は自然に生まれている。人の温かさ、居心地の良さは日本がピカイチのようで、グアム移転を避けたがる隊員が少なくないのは、そんなところにも理由があるのではないかという関係者もいる。外交や国際交流などという大仰なものではなくても、素朴な出会い触れ合いが日本の安全保障を支えていると言っていいのかもしれない。

 

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