【永田町血風録】橋下氏はなぜ出馬を見送ったのか…“vs公明・出る出る騒動”の憶測と損得勘定 (1/3ページ)

2014.11.30


24日、衆院選出馬見送りを決めた後、初の街頭演説に立つ維新共同代表の橋下徹氏(左)と幹事長の松井一郎氏=大阪府岬町(甘利慈撮影)【拡大】

 維新の党の橋下徹共同代表(大阪市長)と松井一郎幹事長(大阪府知事)が衆院選への不出馬を表明し、橋下氏の“出る出る”騒動は幕を閉じた。橋下、松井両氏だけでなく、公明党への対立候補擁立も全面的に見送るという橋下氏の完敗とも受け取られない結論だった。公明党との密約の存在もささやかれるが、衆院選で維新の勢いが削がれたのは間違いない。みんなの党の解党といい、自民でも民主でもない第三極がますますかすんでいく。

 「『1強多弱』の巨大与党には、さすがの江田憲司もお手上げですよ。だから、この選挙、ぜひ維新の党に力を与えて頂きたい」

 維新の江田共同代表は24日、横浜市での演説で、こう語った。江田氏が「一貫して、国政に出てきて欲しい」とラブコールを送り続けていた橋下氏が出馬を断念し、党の一枚看板として戦わねばならない無念とつらさがうかがえる。

 橋下氏が衆院選への出馬を検討した発端は、維新の「一丁目一番地」の政策である大阪都構想をめぐる大阪府議会と市議会での公明党の態度だった。

 維新の党の母体となる「大阪維新の会」は、平成23年の統一地方選で大躍進を果たし、大阪での橋下氏の人気を見せつけた。

 公明党も「常勝関西」という言葉があるほど、大阪では自民党以上ともささやかれる強力な基盤を持っている。しかし、21年の衆院選では公明党は全選挙区で民主党系候補に敗れ、「常勝関西」は崩れた。これがトラウマとなったのは疑いない。公明党の支持母体である創価学会幹部は当時、「橋下は個人的に嫌いやけど、うまく付き合っていくしかない。何よりうちの婦人部での人気がすごい」と語っていた。

 

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。