自民党の小泉進次郎復興政務官(33)は衆院選公示日の2日、地元・神奈川県横須賀市での出陣式を終えると、同党候補の応援のため、東京と埼玉、千葉の3都県8選挙区、約300キロを駆け抜けた。先月の衆院解散時に万歳三唱をしないなど、有権者の感覚を大切にしている進次郎氏。応援演説ではアベノミクスへの“苦言”も飛び出した。
「さっき、おじさんが『上を見ろ』と言ったら、月が出ていた。(候補者と自分に?)ツキがあるんですね」
2日午後6時過ぎ、千葉県習志野市・JR津田沼駅南口ロータリー。進次郎氏が選挙カーの屋根に上がって、こうダジャレを言うと、1000人以上の聴衆がどっと沸いた。
そして話題は、進次郎氏の十八番といえる「ご当地ネタ」に。
「みなさん、ここ習志野の地名の由来を知っていますか? 軍の演習場だったこの地で、明治天皇が陸軍大演習をご覧になったとき、その指揮をしたのが篠原國幹(くにもと)少将でした。その指揮があまりにも素晴らしかったので、明治天皇が『篠原に習え』とおっしゃったことから(『見習篠原』が『見習志野原』になり)習志野になった。誇りを持っていいですよ!」(※習志野市のHPには『〜という説があります』と記されている)
感心する聴衆に対し、進次郎氏はさらにプチネタを披露する。
「みなさん、ここは日本のソーセージ発祥の地なんですよ。知っていましたか?」
そして、ロータリーの向こうを指さして、こう言った。