理解に苦しむ安倍首相とヒトラーを重ねる主張 ジャーナリスト・石井孝明氏 (1/2ページ)

2015.01.09


安倍首相は、とんだ批判を受けている【拡大】

 安倍晋三首相とヒトラーを重ね合わせるような主張がある。昨年大みそかのNHK紅白歌合戦で、サザンオールスターズの桑田佳祐氏が、ヒトラーを連想させる「ちょびひげ」をつけて登場したことなどを受け、インターネットや一部メディアで盛り上がったのだ。歴史知識の欠如ともいえる指摘について、元時事通信記者で、安全保障や戦史、エネルギー問題に詳しい、ジャーナリストの石井孝明氏が迫った。

 ちょびひげ姿の桑田氏が紅白でメッセージ性の強い「ピースとハイライト」を歌ったことを受け、ネットなどに「安倍政権への批判だ」「目を覚ませ若者諸君!」などと、賛否両論、炎上に近い投稿が相次いだ。

 朝日新聞は6日朝刊でこの件を「サザン 紅白での歌がネットで反響」として取り上げ、「『裸の王様♪』政権を批判?」「『素晴らしい』『応援しない』」などと見出しを掲げた。

 TBS系『サンデーモーニング』は4日の放送で、「群衆と戦後70年」という特集を組んだ。ネットやツイッターでは「安倍政権とヒトラーの類似性を指摘している」「洗脳する気か」といった反応があった。

 しかし、歴史をひもとくと、ヒトラーと安倍首相、そして2人の政権はまったく似ていない。一連の批判は完全な的外れだ。

 まず、ヒトラー政権は犯罪集団だった。著書『わが闘争』で示されたように、ユダヤ人を主敵とする排外主義、東方地域への領土拡大、政治における強力な指導の必要性を強調した。これらは第2次世界大戦の原因になり、数百万人のユダヤ人の虐殺、他民族の抑圧につながり、国を滅亡させた。

 

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