「イスラム国」はネットを駆使したコミンテルン 佐藤優氏の秀逸な解析 (2/2ページ)

2015.01.27


佐藤優氏は「イスラム国」について語った【拡大】

 だが、コミンテルンは武装蜂起、大粛清、反ファシズム、統一戦線などを巡る熾烈な路線闘争を繰り返し、43年5月に解散した。

 イスラム教のカリフ(預言者・ムハンマドの後継者)に選ばれたアル・バグダディ率いる「イスラム国」を現代のコミンテルンとする佐藤氏は、次のように指摘した。

 「教条主義的なアルカーイダとは全く異なり、現実主義的武装集団です。暴力とイスラム法というムチと、フェイスブックやツイッターなどを使った魅力的なプロパガンダや支配地域のスンニ派住民の生活向上・行政組織確立というアメを使い分けている。実に巧妙だ」

 そして、同国の指導者・バグダディは今や「預言者」と化しつつあるというのだ。

 だが、その実態はイラクの米軍収容施設で“捕虜”経験があることでも分かるが、ソーシャルメディアを駆使して新しい神話を広めているに過ぎない。

 テロという恐怖に対して現代人が不合理な反応をすることを知っているのだ。それが、これまでの人質処刑という残虐を引き起こしたのである。 (ジャーナリスト・歳川隆雄)

 

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