菅長官の“凄腕”危機管理 「政治とカネ」問題のダメージ軽減も「沖縄」が… (1/2ページ)

★鈴木哲夫の核心リポート

2015.03.04


菅氏の危機管理が注目されている【拡大】

 安倍晋三内閣の閣僚らに「政治とカネ」問題が続発している。こうした難題を官邸で取り仕切るのが菅義偉官房長官だ。野党やメディアが勢いづくなか、内閣のダメージを最小限に抑える、すご腕長官の危機管理とは。ジャーナリストの鈴木哲夫氏が核心に迫った。

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 「まったく問題ない」

 菅長官は記者会見で、閣僚の「政治とカネ」の問題について、こう繰り返している。だが、元官邸スタッフは「言葉通りに受け取るのは間違い。誰もが『まだ粘る』と思っていた西川公也前農水相について、いち早く辞任のタイミングを図ったのは菅氏だ」という。

 西川氏の疑惑は、全国紙がスクープした。西川氏は「(補助金を受けたと)知らなかったので違法性はない」といい、安倍首相も同様のコメントを出していた。ただ、菅氏は情報収集をしていたという。菅氏に近い自民党中堅議員がこう話す。

 「メディア関係者や霞が関の人脈、内閣情報調査室などから情報を得ていた。結果、『西川氏のスキャンダルは、第2、第3弾がある』『地元企業との関係の深さ』などが分かり、『間違いなく長引く。予算審議や農協改革、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)などに悪影響が出る』と、更迭を判断した」

 しかし、危機管理上、安倍首相が辞めさせればいいわけではない。

 西川氏には昨年秋の時点で、親族企業とのカネの問題が指摘されていたが、12月の衆院選後も再任されていた。つまり、西川氏を交代させるチャンスを放置したことになり、安倍首相の責任も重くなっていた。

 「こうなると手は1つ。安倍首相は『問題ない』という姿勢を続け、西川氏から『内閣に迷惑をかける』と自発的に辞める。任命責任を軽減させる手法だ」(同中堅)

 ここで、陰で動いたのが菅氏だという。

 

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