鳩山由紀夫元首相が、さらに壊れてきた。日本の政界で、同氏の旅券(パスポート)没収論が浮上したことを受け、ロシアが一方的に併合したウクライナ南部クリミア半島への移住をチラつかせたのだ。情けない美人検事長への接近と、「クレイジーだ」とあきれ果てる米国務省。実弟の鳩山邦夫元総務相も「いよいよ宇宙人になった。少なくとも日本人ではなくなった」と突き放した。
現職時代、その言動から「史上最低の宰相」と呼ばれた鳩山氏。東大卒の68歳だが、いよいよ客観的判断ができなくなっているのか。
ロシア通信などによると、鳩山氏は訪問中のクリミア半島セバストポリで12日、ロシア政府高官から日本で難しい状況に陥ったらクリミアに受け入れると提案されたとして、地元記者団に「旅券(没収)の問題が起きたら(移住を)検討したい」と語ったという。
これをロシアメディアは「鳩山氏クリミア引っ越しも」などと、冗談めかして報じた。
鳩山氏はクリミア入りしてから、軍事力を背景にした併合を「国際法違反」とする日本政府の立場とは180度違う、「(クリミアでの住民投票は)ウクライナの憲法に則って平和裏に、民主的に行われた」「多くの(日本)国民が、間違った情報の下に洗脳されている」などと、ロシアに正当性を与える言動を繰り返している。
ロシアの報道は、鳩山発言を国際社会向けに都合良く利用しながら、内心では「○○とハサミは使いよう」と嘲笑しているようにみえる。