安倍、翁長会談を前に米太平洋軍司令官が直言「中国は尖閣で攻撃的」

2015.04.17


中国帰りの翁長知事は何を語るのか【拡大】

 安倍晋三首相は17日午後、沖縄県の翁長雄志知事と官邸で会談。米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の名護市辺野古移設の問題や、沖縄振興などについて議論する。現実を見据えた、冷静な話し合いが期待されるが、会談の直前、注目すべき発言が飛び込んできた。米太平洋軍のロックリア司令官が米議会で、中国の尖閣諸島での攻撃性を明らかにしたのだ。

 安倍−翁長会談は、翁長氏が昨年12月、移設阻止を掲げて就任して以来、初めて。安倍首相は26日からの訪米を前に、辺野古移設に反対する翁長氏との対立激化を避けたい意向だが、2人の立場の隔たりは大きい。

 政府は、日米合意に基づく辺野古移設が「世界一危険」といわれる普天間飛行場の危険性を除去する「唯一の解決策だ」と主張し、翁長氏は、同飛行場の県外移設を訴えている。「国家間の合意の重さや、安全保障を理解していない」「上から目線だ」などと批判の応酬が続いている。

 こうしたなか、米太平洋軍のロックリア司令官が16日、上院軍事委員会の公聴会で注目すべき証言を行った。

 司令官は、尖閣諸島について、日本の施政権下にあると語り、米国の日本防衛義務を定めた「日米安全保障条約が適用される」との米政府の立場を改めて明言した。

 そのうえで、中国公船による領海侵入などの尖閣周辺における中国の行動について、日本の立場からみれば「挑発的」だとの認識を表明。米軍としては「攻撃的」とみていると述べたのだ。

 防衛問題に精通する拓殖大学の潮匡人(うしお・まさと)客員教授は「安倍、翁長両氏の会談は双方とも会うことに意義がある。簡単には妥結しないだろう」といい、こう続ける。

 「ロックリア司令官の発言は、米政府や米軍の共通認識だ。現に、中国は最近、沖縄の周辺海域や空域で危機のハードルを上げている。これは中国の軍事拡張戦略によるもので、米軍基地の存在や安倍政権の政策とは関係ない。ただ、翁長氏がこうした認識を持っているかは疑わしい。ぜひ、沖縄県の方々には、安全保障環境の悪化について冷静に考えてほしい」

 

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