今も変わらない、戦闘を左右する「ラッパ手」の重要性 (1/2ページ)

2015.04.22


陸自練馬駐屯地での合同演奏【拡大】

 12日は東京・練馬駐屯地にて陸上自衛隊第1師団の創立記念行事が行われた。第1師団は東京のほか、6つの県の防衛を担っている。実に日本の人口の3分の1に相当する規模である。

 各県に所在する部隊による一糸乱れぬ観閲行進や第1偵察隊によるバイクアトラクションなど、精強性を感じさせる内容であった。中でも選抜された100人のラッパ手と第1音楽隊による合同演奏には驚かされた。自衛隊では1日がラッパに始まりラッパで終わる。それだけに、ラッパの音が正確であることはとても重要なのである。

 ラッパ手といえば、かつて日本人ならば誰もが知っていた名前が「木口小平」だろう。日清戦争で戦死した日本陸軍の兵士で、尋常小学校修身教科書には「キグチコヘイ ハテキノタマニアタリマシタガ、シンデモラッパヲクチカラハナシマセンデシタ」と書かれ、国民的英雄となった。

 実はこの時、木口と同じ岡山県出身で、やはりラッパ手であった白神源次郎も戦死しており、当初はラッパを離さずに戦死したのは白神源次郎とされた。そのように教科書に載ったが、後に木口小平と改められたのだそうだ。

 今となっては取るに足らない豆知識だと思われるかもしれないが、ここから分かることは、いかにラッパ手が前線に在ったかということだ。敵弾雨あられの中、片手にラッパではラッパ手が戦死する確率は高かったのではないだろうか。

 

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