【解剖 政界キーマン】自民党・二階俊博総務会長、独特の人心掌握術 狙うは「絶対的な幹事長」 (1/2ページ)

2015.05.08


二階俊博総務会長【拡大】

★(3)

 「事を進めると、必ず『二階氏』が絡んでくる。ここ1、2カ月は特にそれを実感している」

 安倍晋三首相の側近がこう話すのは、自民党の二階俊博総務会長のことだ。象徴的なのは外交。二階氏は、安倍外交とは違い、長く「親中・親韓」で尽力してきた。2月には大訪韓団を率い、今月中旬には約3000人を連れて訪中する。

 「外務省は、安倍首相と方向が違う二階氏の動きにピリピリしている」(同側近)

 官邸スタッフは「こんなところでも…」と驚いた例を挙げた。

 「ネパール大地震をめぐり、二階氏から外務省に連絡が入った。あまり知られていないが、二階氏は日本・ネパール友好議員連盟の会長だ。『できることを、すぐやれ!』という指示だった」

 二階氏が多方面に人脈を保持できるのは「独特の面倒見の良さがある」と党幹部職員はいう。

 「二階氏は、自民党から、新生党や新進党、自由党などを渡り歩いたが、ずっと若手議員や官僚らの面倒を見てきた。できの悪い連中も見放さなかった。二階氏には『あいつはダメだと見放したら、そいつの人生が終わるか、恨みを持って敵方に行くかだ。それは党にも、そいつにも不幸。手を差し伸べる包容力が必要だ』という組織論、人心掌握術がある」

 最近では、不倫路チュー議員や国会の遅刻委員長など、いずれも二階派所属だ。二階氏は彼らを叱った後は対外的には擁護した。彼らの忠誠度は増し、二階氏に人心が集まっていくのは必然だ。

 

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