【「1強」の足元】存在感増す二階氏「ポスト安倍」仕込み? 自民の「陰の幹事長」に官邸警戒  (2/2ページ)

2015.05.11


 自民党二階派の研修会であいさつする二階俊博総務会長(中央)=30日午前、和歌山県高野町(沢田大典撮影)【拡大】

 ■頼りすぎると…

 政治課題に対し正面突破を図ることの多い安倍首相に対し、国会対策畑が長い二階氏は妥協点を探る手法にたけている。二階氏は親韓国、親中国といわれ、首相とは距離があるが、首相も信頼を寄せている。

 「そちらの雰囲気はどうですか」。昨年11月、外遊中の安倍首相は二階氏の携帯電話を鳴らし、こう尋ねた。首相が年末の衆院解散・総選挙を表明する直前のこと。衆院解散の決意を感じ取った二階氏は記者会見で「解散風が吹いていることは間違いない」などと言及。首相の帰国時には、解散表明の環境がすっかり整うことになった。

 首相側近は「相手の望む結果を出す仕事師といわれる二階氏の真骨頂。首相は信頼を強くした」と語る。実際、首相は2月に訪韓した二階氏に朴槿恵大統領あての親書を託した。今度の訪中も「成功させてほしい」とエールを送る。

 二階氏は新進党時代に行動をともにした公明党とのパイプが太く、漆原良夫中央幹事会会長とは定期的に意見交換している。「俺がいる間は自民党、公明党が別れることはさせない」が口癖だ。閣僚を歴任し、官僚や財界にも知己が多い。

 「二階氏は足して2で割る手法は天才的だ。ただ頼りすぎると、あらゆることが骨抜きにされる。まさにもろ刃の剣だ」

 自民党幹部は警戒を解くことはない。 (沢田大典)

 

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