米軍「FRG」に学ぶ自衛官のサポート体制 (1/2ページ)

2015.07.08


東京都・伊豆大島の土石流被害で行方不明者を捜索する自衛官。さまざまなサポートが重要だ=2013年10月【拡大】

 自衛官が後顧の憂いなく任務に赴くためにも、自衛官の家族に対するサポートや、夫婦ともに自衛官である家庭への支援は極めて重要だ。ただ、自衛隊ではそうしたことに十分な予算が投入できる余裕は全くないのが現実である。

 重ねて述べているが、今後、自衛隊の活動範囲が広がる可能性や大規模な体制移行が実施されることを考えれば、これらの側面を充実させることは同時に進めるべきことであろう。航空機を購入する際に格納庫や整備員が必要なのと同じ考え方をしなければならない。

 一方で、米国では「家族をサポートする」体制もしっかりしているが、「家族がサポートする」姿勢も根付いている。米陸軍の配偶者で構成される「Family Readiness Group(FRG)」は、中隊以上で必ず編成することが陸軍規則で定められているという。「銃後の妻」というより、ともに戦っているという発想から「サポート」ではなく「レディネス」(即応)になっているようだ。

 彼女たちは留守家族同士でバーベキューをしてコミュニケーションを図っている。妻が兵士である夫の悩みに気づいたら指揮官の妻であるFRGリーダーに相談し、リーダーが夫に伝えて早期の対処につなげるといった機能も持っている。

 また、独身兵士への帰還後の生活支援、妻に夫の戦死を知らせるといった重責も担っている。

 この活動は全てボランティアで運営されているため、基地開放日の売店などで資金集めをしているという。

 

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。