「名誉のメダル」こだわったネルソン提督 自衛隊の徽章に秘められた成果 (1/2ページ)

2015.07.15


最も過酷な訓練を乗り越え、レンジャー徽章を授与される自衛官【拡大】

 激しい気候変化で何もしていなくても疲れてしまう季節だが、自衛隊はそんな中においても訓練を怠ることはできない。雨が降れば傘を差し、暑ければエアコンをつける身に、そのリアルな苦労は到底分かり得ない。

 災害派遣のように直接感謝される活動と違い、平素の訓練での成果はそれぞれの心のうちに秘められることになる。だが、胸に付けられたレンジャー徽章(=厳しいレンジャー課程を修了した者に付与される)や、ウィングマーク徽章(=パイロットに付与される)の輝きは、黙って彼らの勇気と実力を語ってくれているものだ。

 「メダルを出せない?」

 そう政府に食ってかかったのは自衛官ではない、200年以上前の英国での出来事である。

 今回の主人公は英国の名将、ネルソン提督だ。1805年のトラファルガー海戦で、フランス・スペインの連合艦隊を破り、ナポレオンによる英国本土侵攻を阻止したその人物である。

 トラファルガーで壮絶な戦死を遂げるまで数々の大きな海戦を制してきたネルソン提督は、小さな記念メダル(徽章)にもこだわりを持っていたといわれている。これは戦勝の度に発行されるもので将校が銀メダル、水兵や海兵隊員は銅メダルかホワイトメダルを授与されることになっていた。

 部下思いのネルソンは戦いを終えてロンドンに着くと、自分のことは後回しにしても兵士たちのしかるべき給料獲得や保障のため、自ら政府との交渉に奔走したという。ある時、記念メダルは廃止されると聞き激怒したのである。

 

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