国防意識の低さをさらした日本 自衛隊が普通に活動できるようにするための安保法制 (2/2ページ)

2015.07.22


ネルソン提督の業績を称えるトラファルガー広場(ロンドン)の記念柱【拡大】

 では、現在のわが国における義務の概念や、自衛隊における「名誉と誇り」の実態はどうなっているだろうか。

 まず、安保法制論議や採決の際の混乱を見るにつけ、日本人の甚だ品性に欠けた現状に落胆せざるを得ない。国民としての義務どころか、「わが子を戦場に行かせない」などという声もあがっていた。こうしたことは日本という国の国防に関する意識の低さ、弱さを世界にさらしたと言わねばならない。

 貴方たちの子供は戦場には行かない、そのために自衛隊がいるのであり、その自衛隊が普通に活動できる体制に少しでも近づけるよう安全保障体制を整備しようとしているんだ−と叫びたい関係者も多いのではないだろうか。

 「国民の理解が進んでいないのも事実」という首相発言が問題視もされているようだが、頑として理解しようとしない人々にはなす術もない。

 ■桜林美佐(さくらばやし・みさ) 1970年、東京都生まれ。日本大学芸術学部卒。フリーアナウンサー、ディレクターとしてテレビ番組を制作後、ジャーナリストに。防衛・安全保障問題を取材・執筆。著書に「日本に自衛隊がいてよかった」(産経新聞出版)、「武器輸出だけでは防衛産業は守れない」(並木書房)など。

 

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