元来、リスク背負っている自衛隊 「リスクの有無」議論は失礼 (2/2ページ)

2015.07.29


日本の海を守る海上自衛官ら【拡大】

 もともと、リスクを背負っている自衛隊なのである。今後は活動件数や人員が増える可能性に伴い、リスクを背負う「数」が増加すると認識すれば、それで誰もが納得できるのではないか。

 「リスクの有無」議論は、自衛隊を知る者にとってはバカバカしくて聞き流していた。だが、ネルソン提督の勲章へのこだわりと重ね合わせると、「もしかして、相応の手当などをケチるための方便ではないか」などと、うがった見方が頭をよぎってしまった。

 そんなことはないと信じたいが、これまでも日本では、国として現役自衛官に勲章を与えていない。どんな国でもその功績に対し授与するのが常識だが、自衛官には防衛省が独自に作った「防衛功労賞」と、その略章の「記念章」しかない。

 普段はそれでもいいが、問題は礼装をしなければならない外国の公式な場でのことである。

 ■桜林美佐(さくらばやし・みさ) 1970年、東京都生まれ。日本大学芸術学部卒。フリーアナウンサー、ディレクターとしてテレビ番組を制作後、ジャーナリストに。防衛・安全保障問題を取材・執筆。著書に「日本に自衛隊がいてよかった」(産経新聞出版)、「武器輸出だけでは防衛産業は守れない」(並木書房)など。

 

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