【伝統と創造】国会で掲げるべきはプラカードではなく対案ではないでしょうか (1/2ページ)

2015.07.30


掲げるべきはプラカードではない =15日、衆院第1委員室【拡大】

 東シナ海の排他的経済水域(EEZ)の日中中間線付近で、中国が海洋プラットホーム建設を急ピッチで進めている。菅義偉官房長官は先週の記者会見で、この約2年間に新設されたものが12基にのぼることを明らかにした。公開された航空写真に衝撃を受けた国民も少なくないだろう。

 プラットホームにはレーダーを設置することが可能であり、軍事利用される懸念もある。国際法を無視した「力による現状変更」の危機は、わが国の眼前に迫っているといえる。こうした軍事的脅威に対抗し抑止力を強化するためには、平和安全法制の早急な整備が欠かせない。

 19日のフジテレビ系「新報道2001」では、民主党の細野豪志政調会長、維新の党の柿沢未途幹事長と、わが国をとりまく安全保障環境や法案の審議について議論を交わした。主張が異なる部分はあるにせよ、「従来の個別的自衛権では対応できないケースがある」という点においては、両氏とは認識が一致していると感じた。

 維新の党はすでに政府案への対案を示しているが、民主党にもぜひ、独自案をまとめていただききたい。そうすることによって国会での審議はより充実し、国民にも論点が明確に分かるようになるはずだ。

 わが党の考えへの批判や疑問には真摯に答えていくつもりだが、衆院の特別委員会での採決時に見られた、プラカードを掲げて大声をあげるなどの民主党の手法はいかがなものかと思う。採決の場となった衆院第1委員室は、党首討論や予算委員会も行われる、「言論の府」の象徴ともいえる場所だ。国会議員にとって神聖な場での議事妨害に猛省を促すとともに、掲げるべきはプラカードではなく対案である、と強調しておきたい。

 

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