橋下氏&松井氏が離党 維新分裂へ 大阪系十数人も“集団離党”

2015.08.27


橋下氏も離党の意向を周辺に伝えた =27日午前、大阪府庁【拡大】

 維新の党の内紛が27日、急展開した。山形市長選の対応をめぐり、松井一郎顧問(大阪府知事)が、柿沢未途幹事長の辞任を求めていた問題で、橋下徹最高顧問(大阪市長)と松井氏が離党の意向を表明した。今後、十数人という大阪系国会議員の「集団離党」に発展しかねない情勢だ。

 「党全体を敵に回すわけではないが、今の執行部のやり方は完全に永田町病にかかっている」

 松井氏は27日午前、府庁で記者団にこう語り、離党の決意を明らかにした。橋下氏も同日午後、離党の考えを明らかにした。

 ただ、大阪系議員の去就について、松井氏は「残って頑張ってもらいたい。永田町病を治療してほしい」と発言。橋下氏も周辺に「(大阪系議員は)離党はすべきでない」と伝えている。

 維新内紛のきっかけは、柿沢氏が14日、地元の意向に反して山形市長選(9月13日投開票)で特定の候補予定者を応援したこと。反発した松井氏が「ケジメをつける必要がある」と幹事長辞任を求め、大阪系議員も批判を強めた。

 松野頼久代表は「幹事長が辞する案件ではない」として口頭注意にとどめたが、松井氏は、柿沢氏が辞任しないなら顧問の辞表を出すと明言。激しいバトルが続いていた。

 橋下氏をめぐっては、近畿2府4県の維新勢力を結集して国政を動かす新たな政治グループ「関西維新の会」(大阪市中央区)が今月19日付で、政治団体として総務省に届けられたことが分かっている。橋下、松井両氏の離党は今後、「関西維新の会」を核とした政界再編、集団離党につながる可能性もある。

 橋下氏は同日午前、「柿沢氏の辞任の必要はない」とする考えを党幹部に伝え、松井氏と自身は、国政から距離を置く考えを示した。同時に、大阪系議員に対しては、集団離党に踏み切らないよう訴えた。

 松野氏ら党執行部は27日午後、全国会議員を対象にした会合を開催。橋下氏の考えを説明し、柿沢氏の続投が了承された。

 「非大阪系」と「大阪系」の内紛は収拾するのか。橋下氏は同日午後、大阪市役所で会見。「僕と松井知事はきたるダブル選に向け、国政と距離を置き、大阪の地方政治にしっかりと取り組みます。維新の党には、安保法制に対応してもらい、将来的にはしっかりと野党再編をしてもらう」などと述べた。

 

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