ヘリコプター搭載護衛艦「いずも」 “空母型”能力と配備にあの国の影 (1/2ページ)

2015.11.09

護衛艦「いずも」
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★護衛艦「いずも」

 海上自衛隊史上、最大級の大きさとなったヘリコプター搭載護衛艦「いずも」。基準排水量1万9500トン、全長は248メートルだ。東京都庁の高さが243メートルであるから、あれだけの巨大建造物が横になっていると考えると、改めてその大きさに驚かされる。

 ジャパンマリンユナイテッド横浜事業所磯子工場(横浜市)で、約3年の歳月をかけ建造され、今年3月25日に予定通り、防衛省へと引き渡された。配備先は神奈川県横須賀市に司令部を置く第1護衛隊群である。

 その大きさ、姿形から、建造中から常に「空母ではないか?」と言われ続けている。就役の日、中谷元(げん)防衛相は、記者からこの質問を受けたが、「違う」と明確に返答した。空母の定義である全通甲板を持ち合わせているが、「固定翼機を運用しない」ことが否定している根拠だというのだ。

 ただ、イタリア海軍が2008年に就役させた軽空母「カヴール」は、全長244メートルと、「いずも」とほぼ同サイズである。にも関わらず、垂直離発着機であるハリアーを運用している。要するに、「いずも」でも、やろうと思えば固定翼機を運用できるのである。

 海自はこのようなヘリコプター搭載護衛艦を配備する理由の1つとして、対潜水艦戦(対潜戦)の強化を挙げている。

 04年11月、中国海軍の「漢型」原子力潜水艦が、沖縄県・石垣島周辺海域を領海侵犯する大事件が発生した。日本政府は海自創設以来2回目となる海上警備行動を発令し、血眼になってその行方を追った。

 

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