軽装甲機動車 イラク派遣で“デビュー”した「LAV」 (1/2ページ)

2015.12.18

軽装甲機動車
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★軽装甲機動車

 自衛隊が2000両近く調達(来年度含む)している軽装甲機動車。陸自普通科(かつての歩兵)部隊の新しい足として開発され、1999年から配備が始まった。空自も基地警備用に約120両を配備する。建設機械大手のコマツが製造した。パーツに民生品を使って1両約3000万円と、装甲車にしては低価格を実現した。

 東西冷戦時代の軍隊にとって装甲車は重要な装備だった。歩兵を戦車とともに展開させることができ、戦闘にスピードと安全性をもたらした。世界各国とも、定員は操縦手2人を含めて10人程度。これは戦闘におけるミニマムな単位である1個分隊に当たる。

 しかし、冷戦終結後は、対テロなど都市型戦闘に対処する少数部隊での行動が求められた。

 そこで誕生したのが「小型装甲車」という新しいコンセプトだ。Light Armored Vehicleの頭文字を取り、「LAV(ラヴ)」と呼ぶ。自衛隊もこの流れを取り入れて、軽装甲機動車が開発された。ちなみに、愛称は公募で「ライトアーマー」と決まったが、隊員には浸透せず、各国軍同様にLAVと呼んでいる。

 乗用車感覚の装甲車を目指したため、全長は4・4メートルと大型の4輪駆動車ぐらい。ただ、車内は狭くなり、前席に2人、後席に2人の4人しか乗車できない。荷物がなければ、あと1人がなんとか乗れる程度だ。

 屋根が開閉式となっており、ここから後席の隊員が車両中央に立ち、身を乗り出して、機関銃や対戦車ミサイルを発射できる。足元は中華料理店の回転テーブルのようになっており、全周囲を警戒する。車両の後部から攻撃されても、すぐに振り返って反撃できる。

 

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