【政界徒然草】「一票の格差」があってもいいじゃないか! 紋切り型の是正と定数削減は地方の切り捨てにすぎない (1/3ページ)

2016.01.03


衆院選挙制度改革 「アダムズ方式」による新たな議席配分【拡大】

 大島理森衆院議長の諮問機関「衆院選挙制度に関する調査会」が12月16日、「一票の格差」是正と議員定数削減の改革案をまとめた。議席配分に人口比を反映しやすい計算法「アダムズ方式」により衆院の選挙区を「7増13減」し、比例代表を「1増5減」する内容だ。しかし、首都圏の議席が増える一方、地方の議席は大幅に削減するため「地方の声の切り捨て」につながる恐れがある。

 「選挙制度は民主主義の基盤そのものなので、今回の調査会の提案を受けてしっかりと議論していく」

 自民党の稲田朋美政調会長は16日、改革案について、こう述べるにとどめた。党内からは懸念が続出した。ある自民党議員は「この内容ではまとまらない」と断言した。公明党や民主党、維新の党が改革案を評価し、基本的に受け入れる意向を示したのとは対照的だった。

 最高裁は過去3度、衆院選での選挙区の「一票の格差」について、憲法が保障する法の下の平等に反する「違憲状態」だと断じた。このため、調査会はアダムズ方式による抜本的な是正策をまとめた。年明けに今回の改革案を大島議長に答申する。

 だが、人口の東京一極集中が進む中で、この方式を採用すると、地方の議席は減少の一途をたどることになる。

 調査会が最新の国勢調査(平成22年)を基に行った試算では、選挙区(現行295議席)の「7増13減」で議席が増えるのは東京、神奈川、埼玉、千葉、愛知の5都県。ほとんどが首都圏で、その中でも東京都は一気に3増える。

 一方、議席が減るのは青森、岩手、宮城、新潟、三重、滋賀、奈良、広島、愛媛、熊本、長崎、鹿児島、沖縄の13県。それぞれ1議席ずつ減る。東北地方や九州など、これまでも議席を削減されてきた県が目立つ。

 

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。