【政界徒然草】公明党、自民党との選挙協力にきしみ 道筋つけた参院選「合区」で苦悩… (1/2ページ)

2016.01.11


政府与党協議会に臨む自民党の谷垣禎一幹事長(中央)と公明党の井上義久幹事長(右隣)ら=国会内(酒巻俊介撮影)【拡大】

 公明党が今夏の参院選をめぐる自民党との選挙協力で頭を悩ませている。初めて導入される「鳥取・島根」「徳島・高知」の「合区」で、「選挙区は自民党、比例は公明党へ」と訴える従来の選挙協力が成り立たなくなったからだ。しかし、もともと「合区」は「一票の格差」是正に向けて公明党が発案した選挙制度改革。その改革に公明党自身が苦しむという、何とも皮肉な状況に陥っている。

 「今度の参院選は比例で自民票を公明党に回す余裕はない。選挙協力の関係を党本部レベルではっきりさせておいてほしい」

 昨年12月21日、合区対象の自民党県連を代表して、谷垣禎一幹事長や茂木敏充選対委員長と党本部で会談した石破茂地方創生担当相(衆院鳥取1区)や中谷元防衛相(衆院高知1区)らが切々と訴えた。

 自公両党の選挙協力はこれまで、衆院選も参院選も自民党が擁立した選挙区候補を公明党が支援し、比例で出馬した公明党候補に自民党が一部の票を回すことで成り立っていた。ところが、参院の新選挙制度では、合区の4県でこの方式が成り立たない。

 4県すべての選挙区で候補者を擁立してきた自民党は、合区により選挙区で出られない候補を比例候補とする方針だ。今夏の参院選では「鳥取・島根」から青木一彦議員(島根)、「徳島・高知」から中西祐介議員(徳島)が出馬し、鳥取と高知の候補が比例に回ることになる。

 ただ、参院選の比例は「非拘束名簿式」のため、鳥取、高知の候補者も、自身の氏名が記入された票を一定数確保しなければ当選できない。当選を確実にするには、公明党に票を回す余裕はないのだ。そのため自民党本部は4県連からの要望を受け、選挙区候補のみならず、比例候補への全面的な支援を確約している。

 

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。