ENCAP〜工兵による民生支援プログラム 自衛隊もPKOでインフラ整備貢献 (1/2ページ)

2016.03.11

講堂前の階段を整備する自衛官ら
講堂前の階段を整備する自衛官ら【拡大】

  • <p>講堂の寄贈式。田口小隊長(左)と、ラヨーン県知事</p>

 軍隊の活動に「ENCAP(エンキャップ)」と呼ばれるものがある。Engineering Civic Action Programの頭文字を取ったもので、直訳すると「工兵による民生支援プログラム」となる。

 戦争で破壊された学校や病院などの公共施設や、発展途上国のインフラを軍隊が整備する活動で、PKO活動の柱の1つである。このため、「工兵は、破壊が主たる任務である軍隊の中で、唯一、生産する部隊」といわれている。

 自衛隊は1992年のカンボジアに始まり、現在も南スーダンにPKO部隊を派遣している。数多くの道路や公共施設などを整備・建設しており、国際社会でも高く評価されている。残念なことは、日本国内ではあまり知られていないことだろうか。

 タイで2月に行われた多国間軍事演習「コブラゴールド」で、自衛隊は初めてENCAPを訓練として実施した。米海兵隊やタイ軍とともに、同国中部ラヨーン県にあるバンチャンコー小学校の講堂建設を行ったのだ。

 米軍は訓練時のENCAPに力を入れている。その国で訓練を行う見返りとしての“下心”があるのは間違いない。理由はどうあれ、結果的に現地の人々の役に立つことに違いはなく、どの国でも喜ばれている。

 今回参加した自衛官は、北部方面施設隊第105施設器材隊から送り込まれた小隊長と建設監督、木工、営繕、測量の5人のスペシャリストだ。作業は多国間演習に先立ち、1月21日から開始された。

 

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。