日本人パスパート第1号は江戸時代の意外な人物 150年前の旅券草創期の逸話 (1/2ページ)

2016.03.15

東京・霞が関の外務省
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  • <p>現在のパスポート</p>

 筆者の手元に外務省領事局旅券課が作成した小冊子「旅券の変遷と最近の動向」がある。実に興味深い。資料・データとしても有用である。今年4月は、日本に旅券(パスポート)が誕生して150周年である。

 同冊子によると、第1号旅券は、慶応2(1866)年10月、幕末明治期の曲芸師、隅田川波五郎(なみごろう)に発行された。隅田川は総勢18人の曲芸団「日本帝国一座」を率いて、パリ万国博覧会(67年4〜11月開催)に向かったのだ。

 誰に聞いたのか、それとも何かで読んだのか覚えていないが、筆者も「日本の旅券取得者第1号は大道芸人だった」ことを承知していた。

 それはともかく、この小冊子が紹介している旅券草創期の逸話は面白い。

 慶応2年4月、当時の徳川幕府が発した海外渡航を許可する布達により、海外渡航を希望する者は身分に関係なく、修学と商業の目的に限って条約締結の国への渡航が許可されるようになった。

 ちなみに、条約締結国は米国、英国、フランス、オランダ、ロシア、ポルトガルなど8カ国だった。そして、それは、徳川幕府(徳川慶喜将軍)崩壊前年のことだ。

 当時のパスポートには、現行旅券と同様の旅券番号、氏名、出生地のほか、面、身長、眼、鼻、口などの人相についても項目があり、「高キ方」「小キ方」「常躰」などの記載があったというのだ。

 

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