【野党の存在価値】蓮舫氏に首相や外相は任せられない 民進党の危機管理能力にも疑問符 (2/2ページ)

2016.09.14

民進党代表選には(左から)蓮舫、前原誠司、玉木雄一郎の3氏が出馬したが、盛り上がらない
民進党代表選には(左から)蓮舫、前原誠司、玉木雄一郎の3氏が出馬したが、盛り上がらない【拡大】

 彼らは、日本国籍の選択を日本の役所に届けた時点で、中国の国籍法では自動的に中国籍を喪失する。「1つの中国」の原則で、台湾籍も無効になり、台湾籍が残ったままでも、日本の法律上は日本国籍のみが有効だから二重国籍でない−と主張している。

 ただ、この問題については、2006年6月14日の衆院法務委員会で、当時の杉浦正健法相が「台湾出身の方については、国際私法上は、台湾において台湾の法が実効性を有している以上、その法が本国法として適用されるということとなり、実務上もそのように取り扱われている」と答弁している。

 ちなみに、質問したのは、民進党の枝野幸男幹事長(当時、民主党)である。

 現に、市区町村の窓口では、台湾人が日本国籍を選択したとき、「向こうの国籍は自動的に無効になるから放置していい」と言わない。「適切に離脱処理してください」と指導される。

 台湾、中国籍について、日本では北京と台北に配慮してあいまいにしている部分があるが、今回のケースでは「二重国籍回避」という目的に応じて定義すべきだ。台湾籍が残っていれば「いわゆる二重国籍」である。

 それにしても、台湾系の蓮舫氏に「1つの中国」という言葉を使わせるとは、何とも残酷だ。

 ■八幡和郎(やわた・かずお) 1951年、滋賀県生まれ。東大法学部卒業後、通産省入省。フランス国立行政学院(ENA)留学。大臣官房情報管理課長、国土庁長官官房参事官などを歴任し、退官。作家、評論家として新聞やテレビで活躍。徳島文理大学教授。著書に『日本人の知らない日米関係の正体』(SB新書)、『アメリカ歴代大統領の通信簿』(祥伝社黄金文庫)など多数。

 

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。