豊洲もうひとつの懸念…液状化で「市場壊滅」の恐れ 震災後108カ所で痕跡 (1/2ページ)

2016.09.26

液状化のおそれのある地盤に設置された地下空洞でさらにリスクが高まった豊洲新市場
液状化のおそれのある地盤に設置された地下空洞でさらにリスクが高まった豊洲新市場【拡大】

  • <p>液状化のおそれのある地盤に設置された地下空洞でさらにリスクが高まった豊洲新市場</p>

 豊洲新市場(東京都江東区)の主な施設下に盛り土が行われなかった問題で、都の独断で作られた地下空洞の安全性に注目が集まっている。空洞は地下水から汚染物質が検出された場合に浄化作業を行う“危機管理用”だった可能性も浮上。8年ぶりに再招集された専門家会議は安全性の検証に乗り出したが、識者からは液状化が懸念される場所に作られた地下空洞は大きなリスクを抱えているとの指摘も上がる。

 24日、専門家会議の座長を務める平田健正氏(放送大和歌山学習センター所長)は豊洲の水産卸売場棟の地下空間を視察。17日に都庁で開かれた会見では「敷地全体で盛り土をするという前提が崩れている。安全性の再検証が必要だ」と終始厳しい表情を崩さなかった。

 都は現在、過去の担当者らに聞き取りを行っているが、証言の食い違いなども相次ぎ、調査は難航している。なぜ、地下空洞が設置されたのか、謎は深まるばかりだが、真相に迫る鍵として、注目を集める発言がある。

 2008年12月、汚染対策の工法を検討する技術会議で、都側が「万が一、地下水から汚染物質が検出された場合に浄化が可能となるよう、建物下に作業空間を確保する」などとした説明だ。

 産経新聞によれば、主要施設1階のコンクリート床部分には巨大な搬入口が用意され、地下に重機などを搬入できるようになっている。ある都幹部は、同紙の取材に「建物下の地下水で汚染物質が出た際に重機を入れて掘るため、地下空洞を設けると説明を受けた」と答えたという。

 つまり、地下空洞は“危機管理のため”に設けたという理屈だが、その空洞が豊洲市場の安全性を揺るがすことになっているのだから、滑稽だ。

 

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