自由党の小沢一郎共同代表が、連日のように民進党の蓮舫代表や同党に激しく噛み付いている。議員5人の小政党のトップが、議員数で28倍以上の野党第1党を痛罵する奇異さ。「政界の壊し屋」は、今度は何を狙っているのか。
「支持母体の連合が言うことを一から十まで聞くなら出先機関になる」「自ら先頭に立ち、旗を振って戦う政党になってほしい」
小沢氏は20日、先の新潟県知事選(16日投開票)で、野党系候補を推薦しなかった民進党について、こう批判した。国会内で記者団に語った。
蓮舫氏率いる民進党は、連合に「原発推進」の電力総連を抱えているため、同県知事選では自主投票としていた。だが、野党系候補の優勢が伝えられると、蓮舫氏は投開票前々日に新潟入りし、街頭演説を行った。
小沢氏は18日の記者会見で、「勝ちそうになったから応援に行くのは、野党第1党(の党首)として主体性がなさ過ぎる」と蓮舫氏をこき下ろし、「政権を取る気がないなら、それは国民への背信行為、民主主義を否定する行為だ。そんなのは解散した方がいい」と引導を渡した。
民進党内には「『二重国籍』問題を抱える蓮舫氏がトップでは、次期衆院選は戦えない」(中堅議員)との声がある。同党内に、かつての子飼い議員を多数送り込んでいる小沢氏だけに、「選挙前に民進党分断を狙って、何か仕掛けるのではないか」(党関係者)という憶測が流れている。





