日露攻防、北方領土含む壮絶な駆け引き全内幕 プーチン氏の「食い逃げ」警戒 トランプ氏がキーマン (1/3ページ)

2016.11.22

握手する安倍首相(左)とロシアのプーチン大統領(ロイター)
握手する安倍首相(左)とロシアのプーチン大統領(ロイター)【拡大】

  • <p>北方領土の行方やいかに</p>

 安倍晋三首相と、ロシアのプーチン大統領が、壮絶な駆け引きを展開している。来月15日のプーチン氏来日を見据えて、安倍首相が北方領土問題を含む平和条約締結交渉の前進に強い意欲を示す一方、プーチン氏は経済協力を優先させているのだ。背後に潜む、領土ナショナリズムと、ドナルド・トランプ次期米国大統領の存在。狡猾なロシアの「食い逃げ」も警戒されるなか、日露交渉に暗雲が垂れ込めている。

 「解決へ道筋が見えてはいるが、簡単ではない。着実に一歩一歩前進していきたい」

 安倍首相は19日午後(日本時間20日午前)、ペルーの首都リマで、プーチン氏と通算15回目の会談を行った後、「12月の会談に向けて、いい話し合いができた」と記者団に語りながら、冒頭の発言のように決して楽観視はしなかった。

 今回の会談は、安倍首相が掲げる「新しいアプローチ」に基づき、プーチン氏来日への準備状況を話し合う最後の機会だ。約1時間10分の会談のうち、約35分間は通訳を除き、両首脳2人でひざ詰めで行われた。

 2人だけの会談について、安倍首相は「腹蔵ない意見交換を行うことができ、意義があった」とだけ語り、具体的内容は明らかにしなかった。

 領土問題はナショナリズムを強く刺激するため、両首脳とも慎重に交渉を進めている。プーチン氏から今後、どこまで柔軟姿勢を引き出せるかが焦点だが、「最近、ロシア側の態度が変化した」という指摘もある。

 まず、ロシア側の経済協力の窓口役を務めていたウリュカエフ経済発展相が今月半ば、収賄容疑でロシア連邦捜査委員会に訴追され、解任された。ウリュカエフ氏は今月上旬、安倍首相の側近、世耕弘成経産相とモスクワで会談して、経済案件の調整を行ったばかりだった。

 

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