【共産党研究】トランプ氏当選であぶり出された「無責任」 安保廃棄も自衛隊解消も「国民合意」に丸投げ (2/2ページ)

2016.11.22

志位氏は、トランプ氏とどう向き合うのか
志位氏は、トランプ氏とどう向き合うのか【拡大】

 「圧倒的な国民の多数が、もう自衛隊なしでも大丈夫だと合意したときに、初めて自衛隊の段階的な解消に着手する」というのだ。これでは、未来永劫(えいごう)自衛隊を保持すると言っているのと同じである。

 実に無責任な政党ではないか。安保廃棄も、自衛隊解消も、共産党の中核をなす政策である。それをすべて「国民合意」に丸投げしているということだ。しかも、万が一にもそれが実現すれば、日本は在日米軍も、自衛隊も存在しない「無防備国家」になってしまうのである。これは、政党として最も大事な安全保障論・国防論を持っていないということだ。

 しかも志位氏は昨年、安全保障法制反対の国民連合政府構想を打ち上げた際、「日米安保条約は現状を維持する」「自衛隊はいざとなれば活用する」「日本有事が起こった場合には、日米安保条約第5条に基づき日米共同作戦も行う」という趣旨を明確に述べている。これは日米安保、自衛隊容認論である。これは民進党などに野党共闘の条件として提示したものだ。簡単に変更などできない。

 これが、トランプ氏当選への戸惑いの原因なのかもしれない。

 ■筆坂秀世(ふでさか・ひでよ) 1948年、兵庫県生まれ。高校卒業後、三和銀行に入行。18歳で日本共産党に入党。25歳で銀行を退職し、専従活動家となる。議員秘書を経て、1995年に参院議員に初当選。共産党のナンバー4の政策委員長を務める。2003年に議員辞職し、05年に離党。評論・言論活動に入る。著書に『日本共産党と中韓』(ワニブックスPLUS新書)、『野党という病い』(イースト新書)など。

 
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