【ドキュメント永田町】安倍−トランプ極秘交渉…議題は「中国」「北朝鮮」「韓国」 異例の厳戒態勢、密室車中会談の中身 (3/3ページ)

2017.02.15

大統領専用車で移動する安倍首相(右)と、トランプ氏。車中で「真の首脳会談」が行われた=11日、米フロリダ州(共同)
大統領専用車で移動する安倍首相(右)と、トランプ氏。車中で「真の首脳会談」が行われた=11日、米フロリダ州(共同)【拡大】

 関係者の話を総合すると、トランプ氏は車中でも経済の話は持ち出さず、もっぱら世界情勢について集中して議論したという。議題の中心は、中国、北朝鮮、韓国といった東アジア情勢だった。

 トランプ氏は、安倍首相との首脳会談前日、中国の習近平国家主席と、米中首脳電話会談を行った。トランプ氏は東・南シナ海や、サイバー、為替操作といった問題について、習氏の発言を開示しながら、安倍首相に見解を求めたとみられる。

 確かに、当初は一緒にゴルフをするはずだった夫人の日程が変更になり、同行記者団はゴルフ場の待機室で長時間缶詰めにされた。両首脳の「2人きりの時間」については、異例の厳戒態勢が敷かれたのである。

 安倍首相は車中での会談について、「絶対に口外できない話ばかりだった」と周囲に漏らしている。この車中会談こそが、今回の「真の首脳会談」だったと指摘されるゆえんである。

 外形的にも内容的にも、両首脳は「戦略的蜜月関係」を構築した。安倍首相は、国際的批判が止まないトランプ米政権との蜜月という、リスクを承知で勝負に出た。

 それは、急激に緊張感を増す北朝鮮情勢と、先鋭化する米中対立を踏まえて、まったく新しい日米関係の構築に向けて、退路を断ったといえる。

 ■山口敬之(やまぐち・のりゆき) ジャーナリスト。1966年、東京都生まれ。90年に慶應大学卒業後、TBSに入社。報道局に配属され、ロンドン支局、社会部、政治部、報道特集プロデューサー、ワシントン支局長などを歴任。16年5月に退社。フリージャーナリストとして活躍。著書に『総理』『暗闘』(ともに幻冬舎)など。

 

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