米国務長官“朝鮮戦争”想定…日中韓歴訪で最終調整 正恩氏に迫るか「斬首」「亡命」 (1/3ページ)

2017.03.16

ティラーソン氏のアジア歴訪は、北朝鮮の命運を左右しそうだ(AP)
ティラーソン氏のアジア歴訪は、北朝鮮の命運を左右しそうだ(AP)【拡大】

  • <p>15日、釜山に入港する米海軍の原子力空母カール・ビンソン(共同)</p>

 レックス・ティラーソン米国務長官が15日夜来日。安倍晋三首相らと緊迫する北朝鮮情勢について協議する。金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が強行する核・ミサイル開発を阻止するため、米国は対北朝鮮戦略を見直し、「斬首作戦」「限定空爆」の準備をほぼ完了した。ティラーソン氏は今回、日本と韓国、中国を歴訪して最終調整を行う。ドナルド・トランプ米大統領の強烈な覚悟を前に、正恩氏は暴発して滅亡の道を選ぶのか、クーデターや命乞いの亡命の可能性はあるのか。

 「北朝鮮は域内の安定を害するプレーヤーだ」「北朝鮮の脅威に対処するため、『新たな構想』『新たな方法』を探り、より多くのことをすべきだ。北朝鮮の悪い行動を中断させる必要性は、みんなが共感している」

 米国務省のトナー報道官代行は13日の記者会見で、こう言い切った。

 トランプ政権は、オバマ政権の「戦略的忍耐」方針を転換し、新たな対北朝鮮戦略を構築しつつある。米軍の特殊部隊が正恩氏を急襲・排除する「斬首作戦」や、北朝鮮の核・軍事関連施設をピンポイント爆撃する「限定空爆」など、「あらゆる選択肢」が含まれる。

 こうした戦略を実行するには、同盟国である日本と韓国の理解とともに、北朝鮮と「血の友誼(ゆうぎ)」を結ぶ中国の了解が欠かせない。朝鮮戦争は休戦中であり、北朝鮮中枢を攻撃した場合、中国による介入も考えられるからだ。ティラーソン氏のアジア歴訪は、Xデーに向けた“地ならし”といえそうだ。

 
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