【ドキュメント永田町】籠池氏「偽証」動かぬ証拠 振込用紙に「疑惑の筆跡」、自民は「辻元問題」で反転攻勢へ (1/3ページ)

2017.03.29

籠池氏側が「安倍首相側からの100万円寄付」の証拠とした郵便局の振込用紙(左)と、諄子氏の手紙(右)。筆跡を鑑定すると、籠池氏の証言と食い違ってしまう…
籠池氏側が「安倍首相側からの100万円寄付」の証拠とした郵便局の振込用紙(左)と、諄子氏の手紙(右)。筆跡を鑑定すると、籠池氏の証言と食い違ってしまう…【拡大】

  • <p>国会の証人喚問に堂々と挑んだ籠池氏だが、語るに落ちたのか</p>
  • <p>籠池諄子氏</p>

 学校法人「森友学園」(大阪市)の籠池(かごいけ)泰典理事長が、「偽証罪」に問われる可能性が高まってきた。「安倍晋三首相側からの100万円寄付」証言をめぐり、自民党や一部メディアが郵便局の振込用紙の筆跡鑑定をしたところ、籠池氏の主張がほぼ崩れたのだ。妻の諄子(じゅんこ)氏のメールに名前が登場した民進党の辻元清美衆院議員についても、与党では調査を進めている。大きく潮目は変わり、特捜部への刑事告発も見えてきた。ジャーナリストの山口敬之氏が独走リポートする。

 「偽証罪に問われる証人喚問だからこそ、籠池氏は真実を語っている」という論理が、音を立てて崩れつつある。衆参予算委員会で23日に行われた証人喚問を精査した結果、いくつもの矛盾点が指摘され始めた。

 中でも、注目されるのは「疑惑の筆跡」だ。

 籠池氏は証人喚問で、「(安倍昭恵首相夫人は)寄付金として封筒に入った100万円をくださった」と証言した。その傍証として、籠池氏側から提示された、郵便局の振込用紙(振替払込請求書兼受領証)が極めて怪しいのだ。

 参院の山本一太予算委員長の質問に答える形で、籠池氏は、(1)学園の職員が振込人欄に「安倍晋三」と書いて郵便局に持参した(2)(郵便局に『安倍晋三の名前では無理だ』と指摘され)職員が最初は「匿名」、次に「(学)森友学園」と修正テープを使って消し(入金し)た−など証言した。

 ところが、複数の筆跡鑑定人が詳細に検証したところ、当該文字のうち「安倍晋三」と「匿名」は、籠池氏の妻で副園長を務める諄子氏の筆跡である可能性が90%という結果が出たのである。

 もちろん筆跡鑑定は万能ではないが、他の物証や証言などで「郵便局で処理をしたのは諄子氏」ということが証明されれば、籠池氏の証言はさらに信憑(しんぴょう)性を失うことになる。

 もう一つ、自民党が注目しているのが、「安倍晋三記念小学校」名での寄付金集めだ。

 安倍首相は、籠池氏の「名前を使用したい」とする依頼を明確に拒否している。にもかかわらず、籠池氏側が勝手に名前を使用して寄付金を集めていたことは、数々の物証と証言で明らかになっている。

 
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