「安倍一強」に地殻変動、連立与党間に“深い亀裂” 首相手腕問われる時 山口敬之氏が特別寄稿 (2/2ページ)

2017.05.16

安倍晋三首相
安倍晋三首相【拡大】

 「ピークを過ぎた」との見方もある小池ブームだが、安倍首相のスタンスは都知事選当時から同じ。小池氏との全面対決を避ける方針なのだ。

 安倍首相は、小池人気にあやかろうとする公明党にも淡々。「公明党抜きで選挙を戦ういいチャンスだ」と自民党都連にハッパをかけている。

 自公間の隙間風は、中央政界にも濃い影を落とし始めている。

 「テロ等準備罪」を新設する組織犯罪処罰法改正案の審議に関する、安倍首相と山口那津男代表の軋轢(あつれき)は、軽減税率の議論のときにみられた「条件闘争」とは質的に異なる。永田町の観察者には、連立与党間の「深い亀裂」としか見えない。

 その間隙を縫って、日本維新の会が安倍政権への接近を狙っている。民進党は、党内保守派の流動化が止まらない。

 「安倍一強」と言われながら、永田町では静かな地殻変動が起き始めている。衆参両院で「改憲勢力3分の2を維持する」という不動の目標を前に、各勢力の離合集散・合従連衡をどう操っていくのか。安倍首相の「政治技術」が試される局面に入っている。 (ジャーナリスト・山口敬之)

 
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