最大の特徴は砲塔を水平に保つ油気圧サス姿勢制御 配備から40年、いまなお現役「74式戦車」 (2/2ページ)

2017.05.26

 最大の特徴が、油気圧サスペンションによる姿勢制御だ。車体を前後に6度、左右にそれぞれ9度ずつ傾けることができる。これにより、くぼ地など、地面が水平でない場所であっても、車体の位置を調整することで、常に砲塔を水平に保つことができる。狭い日本ならではの発想だ。

 61式戦車と74式戦車は並行配備され、日本全国の戦車部隊へと満遍なく配備されていく。90年からは、両戦車よりも新しく性能も上である90式戦車が登場した。だが、こちらは最初から全国配備は考えず、北海道限定装備として開発されている。

 1989年の生産中止までの間に、74式戦車は総数873両も生産された。後継として開発されたのが10式戦車であるが、戦術の見直しから、総入れ替えはしない。戦車全体の総数は削減され、それに伴い多くの戦車部隊が解隊される予定だ。

 現時点で、74式戦車の配備数は、ほぼ半数の400両程度にまで減っている。

 ■菊池雅之(きくち・まさゆき) フォトジャーナリスト。1975年、東京都生まれ。陸海空自衛隊だけでなく、各国の軍事情勢を取材する。著書に『こんなにスゴイ! 自衛隊の新世代兵器』(竹書房)、『ビジュアルで分かる 自衛隊用語辞典』(双葉社)など。

 

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