中国の民主活動家、方政氏再来日「習氏には決断力も自信もない」 天安門の悲劇など語る

2017.06.03

天安門事件時に撮られた自身の写真を見ながら振り返る方政氏(右)と、矢内氏=1日
天安門事件時に撮られた自身の写真を見ながら振り返る方政氏(右)と、矢内氏=1日【拡大】

 中国の民主活動家、方政氏(50)が1日、再来日を果たした。方氏は1989年6月4日の天安門事件で、人民解放軍の戦車にひかれ、両足を失った。09年から米国に在住して、中国民主化の活動を続けている。来日をサポートした幸福実現党の矢内筆勝総務会長と対談し、一党独裁の共産党政権を批判、北朝鮮問題を分析した。天安門事件の「ユネスコ記憶遺産」登録実現に向けた思いも語った。

 「中国では(天安門の日)『6・4』という数字を連想させると、国家政権転覆罪で収監される。学生たちが掲げた『報道の自由』『反腐敗』『政府要人財産の公開』は、今も実現されていない。中国では政府に反対する人々が毎年弾圧されている。政権は真相の隠蔽を続けている」

 方氏は、中国の現状について、こう語った。世界2位のGDP(国内総生産)を誇る同国だが、日本や米国のような「自由」「民主主義」「法の支配」といった価値観とはかけ離れている。

 ドナルド・トランプ米大統領は、北朝鮮に「核・ミサイル開発」を放棄させるため、習近平国家主席率いる中国の「圧力」に期待している。方氏は次のように語った。

 「北朝鮮問題では、中国に主導権がある。米国の軍事力より、中国の『力』を使った方が、アジアの安定につながる。だが、習氏には決断力も自信もないのではないか。隣接しているため、中国が一番、北朝鮮に危機感を持っている」

 方氏は2年後の「天安門事件30年」を見据えて、ユネスコの記憶遺産登録に取り組んでいる。

 「大きな変化の前夜に来ていると思う。日本の貢献に期待している」

 
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