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本当に必要なの?国内FA…メジャーへ“踏み台”状態

行使するより1年我慢

 こんなモノ、いらない?! 今オフ、権利行使ゼロに終わった『国内FA』に対し、球界から恨み節が流れている。

 「来年はもう、交渉したくないよ…」。FA資格選手を抱える某球団から、こんな愚痴がこぼれている。今オフのFA戦線では、有資格者は83人。そのうち権利行使したのは中日・川上、巨人・上原、横浜・三浦ら7人だけ。

 また、球界での移籍活性化を狙い、今季から導入された8年で獲得できる『国内FA』を使った選手はいなかった。もう1年我慢すれば、国内はもちろん、米メジャーなど海外に移籍できるFA権を取得できる。『国内FA』組の権利未行使は、これを見越してのことだが、今オフに各球団で行われた残留交渉の傾向は「結局、メジャーへFAできる来季以降の身分保障と、年俸釣り上げに使われた感じ」(球界関係者)が偽らざるところだ。

 その顕著な例がヤクルト・五十嵐、ロッテ・清水直の2人だ。

 国内外への移籍の可能性を示唆していた五十嵐は19日、東京・東新橋の球団事務所で契約を更改。今季5400万円から8400万円にアップ、FA権は行使せず1年契約でのサイン。「海外へ移籍できるFAを取得してから、もう一度考えても遅くない。スッキリした」と話したが、球団にしてみればとても“スッキリ”とはいかない交渉過程だった。

 ヤクルトは当初、複数年契約と単年契約の2案を提示したが、五十嵐は複数年契約の場合、海外へのFA権が取れる2010年以降の契約を自ら解除できるオプションを要望。米球界での交渉では今やポピュラーなオプションだが、日本ではなじみがないだけに球団サイドは困惑の状態に陥った。

 清水の場合も同様。ロッテはメジャー志向の清水の意向を受け、単年での条件提示を行ったが「複数年でもいいですよ」と提案。が、その中身もやはり2010年以降の契約解除権を求めるモノで、こちらも頓挫。「交渉らしい交渉はさせてもらっていない」と越年も必至な状況だ。

 「メジャーにいくまでの年俸アップと身分保障ということ。火の車の台所が余計に圧迫される。来オフもメジャーと両天びんにかけられるのは間違いないだけに、交渉するのもむなしい感じ。結局、国内FAを使う選手は1人もいなかったし、本当に必要なのか…」(同関係者)

 国内での移籍活発化を狙ったはずが、球界のイビツな構造不況はより深くなりそうだ。

ZAKZAK 2008/11/21

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