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「彼女はいらない」…石川遼の“ゴルフ伝道師”宣言!

初の「高校生理事」

 ジャパンゴルフツアー選手会の理事会が5日、都内で開かれ、理事に就任した石川遼(17)=パナソニック=が初めて会合に出席した。選手会初の「高校生理事」に、一部から実際の高校生活に支障をきたすとの声もあるが、本人は涼しい顔。青春を捨て、『ゴルフ伝道師』になる決意を固めた!?

 置かれた立場は、分かっている。高校2年にして理事に選出された石川は会見でも、ほぼ満点のコメント。

 「ぼくがゴルフ(ツアー)を、下の世代に伝えることができる役割をできればいいですね」

 選手会は昨年末、「20代以下」「30代」「40代以上」の3カテゴリーで選手間の投票を行い、石川は「20代以下」で、史上最年少の理事に選出された。その仕事は男子ツアーの発展を目標に、管轄する日本ゴルフツアー機構との意見交換や、ファンサービスや社会貢献活動など、多岐に渡る。

 理事会は年5回開催され、今年度からは全国各地の小学校への訪問など目玉企画も用意。本人は「スポーツ界で活躍する選手が学校で見られるのは大きな喜び。ぼく自身も中学校時代に男子バレー(日本代表の)石島選手のサーブを見て、感動した経験がある」と活動に前向きだ。

 とはいえ、その前に石川が行かなければならないのが、在籍する実際の高校(東京・杉並学院)だ。

 実は選手会の中で当初、石川を理事より上の副会長に推す声もあった。この日、選手会長に再任された宮本勝昌(36)はその経緯について「本人も学校に行きたい意向があるので、副会長にするのは避けた。まず理事になってもらって、選手会のことを勉強してほしい」と説明した。

 確かに、まだ17歳。一般的な高校生なら勉強のほかにも、文化祭や修学旅行などで生涯の友人を見つけたり、恋人と青春を満喫するなど、その時しか味わえない経験がある。ところが、石川はもはや普通の高校生ではない。本人も自分の境遇を受け入れる覚悟で、昨年のシーズン中からも「今は彼女はいいです」「ゴルフが本当に楽しい」と達観したようなコメントを残している。

 初の理事会を終え、「ぼくがジュニアの選手たちに、プロのトーナメントのコースの良さやギャラリーの多さなどの素晴らしさを伝えていければ」とやる気を見せた石川。「3学期は高校に行きたい」と話していたが、きょう6日には今季初戦で日本を含むアジアと欧州の団体対抗戦「ザ・ロイヤル・トロフィー」に出場するため、タイへ出発した。表情はまだあどけないが、心の中は修行僧のごとく、ゴルフの伝道師。大人になっても、青春を返せとは言わないつもりだ…。

ZAKZAK 2009/01/06

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