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発端は亀田の…西日本ボクシング協会「逮捕劇」舞台裏

「山本を会長代行に」強要

 西日本ボクシング協会の内紛が、関係者の逮捕劇にまで発展した。大阪府警捜査4課と東淀川署などは28日、強要の疑いで、協会の元相談役で中外ジム会長の山本末広容疑者(64)ら4人を逮捕した。山本容疑者らが昨夏、協会の実権を掌握するため、協会の金沢英雄会長(51)に、山本容疑者を会長代行とするよう無理やり委任状を書かせたのだという。被害者の金沢会長に事情を聴いた。

 今回逮捕されたのは山本容疑者のほか、大星森垣ジム会長の森垣武彦容疑者(76)とホワイトフォックスジム会長の西林秀峰容疑者(40)、同ジム従業員の女性(32)の計4人。

 調べによると、4人は昨年7月中旬、大阪市内のホテルの一室に金沢会長を呼び出し、委任状を書くよう強要。その際、ガラス製灰皿をテーブルにたたきつけるなど脅迫したという。4人は容疑を否認している。

 金沢会長は夕刊フジの取材に「本当は(告訴は)やりたくなかった。だが、私を信頼してくれている協会員から『協会のウミを出してくれ』と頼まれ、やむなく警察に相談をした」と語る。

 内紛の発端は昨年5月の亀田兄弟の移籍騒動だった。亀田兄弟と協栄ジムの契約解除が成立した直後、当時の西日本協会の会長代行だった大鵬健文氏が、金沢会長の了承を得ず、同協会の一部会員にアンケートを送った。それが「亀田兄弟の受け皿探し」と報じられたことで、金沢会長のもとに「亀田を西で引き受けるなんておかしい」とのクレームが殺到した。

 このため、金沢会長は大鵬氏を会長代行から外すと表明。それに呼応する形で、大鵬氏と対立していた山本容疑者らが、大鵬氏の後任として山本容疑者を会長代行にするよう金沢会長に迫った−というのが今回の構図だ。

 金沢会長は「山本に『俺を会長代行にしてくれ』と何度も言われ、西林は『委任状にサインをしなければ自分は腹を切る』と迫った。怖いとは思わなかったが、やむなくサインをさせられた」と言う。

 金沢会長は協会の内紛について「ボクシング人気が低迷するなか、足を引っ張り合って恥を世間にさらしている場合じゃない。みんなで協力して盛り上げていかないとあかんのに…」とつぶやく。西日本協会は2月22日に新会長を決める選挙を行う予定だが、果たして今回の逮捕がウミを出すことにつながるか…。

ZAKZAK 2009/01/29

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