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勝てないのは“日本力”不足? Gベンチ外国人だらけ

 ますます下がる自給率−。といっても日本の食卓の話ではない。侍ジャパンでは「日本力(にっぽんぢから)」にこだわってWBCを制した巨人・原監督だが、自軍ベンチには球団史上例がないほど“海外産”の選手がズラリ。この陣容で武士道野球は難しい?

 巨人は連敗で迎えた5日の広島戦でも勝ちきれず、延長12回引き分けで開幕初勝利を逃した。試合後の原監督は、8回途中1失点の東野を「攻撃的な若武者らしいピッチングでした」とほめる一方、1得点止まりの打線に「つながらない。ふんどしを締め直していかないと」と奮起を促した。

 日の丸を背負った余韻か、原監督の言葉には和風の香りが満載だが、この日の巨人1軍メンバーには外国人選手が5人も登録されていた。投手はグライシンガーとクルーン、野手は李承ヨプと新加入のアルフォンゾ。これで外国人枠4人は一杯だが、さらに昨季FA権を取得して外国人枠を外れたラミレスもいる。

 ちなみに日本ハムから移籍してきた日豪ハーフのM・中村も、2歳で豪州に移住したため通訳を必要とする。日本ハムのドラフトにかかる際、日本では二重国籍が認められないため日本国籍を選んだが、日本語は「ラミレスのほうがうまいくらい」(球団関係者)。

 なんとも国際色豊かな陣容だが、この3連戦では背信が目立った。開幕投手グライシンガーはKOされ、第2戦で中継ぎ登板のM・中村は逆転3ランを許し、第3戦では9回登板のクルーンが制球難で抑えの仕事を果たせず勝利を逃した。二塁手として期待されたアルフォンゾは守備範囲の狭さを露呈し、2戦目からスタメンを外れた。

 とはいえ、助っ人が誰か不調でも、2軍には実績のあるバーンサイドとゴンザレス(前ヤクルト)の両投手が控える。だが豪華な外国人部隊は功罪半ばだ。元巨人ヘッドコーチの須藤豊氏(夕刊フジ評論家)は「外国人選手を多く使うと、自前の選手の成長にフタをすることになる」と指摘。食糧事情と同じく、過剰な海外依存は国内の生産力を弱めるわけだ。特に須藤氏はアルフォンゾの二塁起用に懐疑的で、「打撃優先で両サイド(一塁、三塁、左翼、右翼)に外国人を使うなら分かるが、二遊間はチーム事情に精通した選手を配置するべき」とみる。

 今季巨人の球団スローガンは「元気を日本に、巨人。」だ。日本列島を勇気づけるためにも、原監督にはWBCと同様、巨人で「日本力」を発揮してもらいたいが…。

ZAKZAK 2009/04/06

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