もう侍じゃない…横浜・村田が過激ヘアで原に反旗!
茶と黒のまだら模様、両サイドにライン
WBCで右太もも肉離れを起こし、開幕から戦線離脱していた横浜・村田修一内野手(28)が21日、出場選手登録された。雨天中止となった同日の広島戦(横浜)に「4番・三塁」で復帰する予定だったが、周囲が仰天したのは、これまでにも増して過激なヘアスタイル。WBC監督として代表選手に「侍らしい身なり」を求めた巨人・原辰徳監督(50)に対する強烈な“反抗”とも受け取れる。
ようやく1軍合流を果たした村田のヘアスタイルはスゴい。茶と黒のまだら模様。刈り上げた両サイドに数本のラインを過激に剃り込んでいる。
あいさつに訪れた同じWBC戦士の広島・栗原が「村田さんは『もう侍じゃないから』と言ってましたよ」とニヤリとすれば、WBC、横浜で同僚の内川は「『誰にもやれないことをやりたかった』とおっしゃっていました。あれこそ、村田修一ですよ。(サムライジャパンでは)チームの方針だったから仕方がないけれど、おとなしいのは、村田さんじゃない」と大きくうなずいた。
このヘアスタイル。完全に脱・サムライ、さらに原監督へのあからさまな当てつけとなった。
WBC日本代表を率いた原監督は、北京五輪監督の星野仙一氏のように高圧的に選手をしかるイメージはないが、身なりに関しては球界屈指のこだわり派。さわやかさが売りの若大将は、「紳士たれ」と伝統的にあごひげ、金髪禁止の巨人育ちでもあり、特に頭髪にはうるさい。WBCでは代表合宿が始まるや、原監督の意向を受け、西武の中島が鮮やかな金髪を黒く染め上げ、涌井も茶髪を黒くした。
そんな“原ドクトリン(主義)”が、主砲を務めた村田にだけ例外を認めるはずがない。原監督は宮崎合宿中、両サイドに2本ずつラインを剃り込んでいた(それでも現在に比べればずっとおとなしめ)村田をつかまえ、「修一、お前の髪形はプロレスラーであれば文句はない。ただし侍としては、どうだ?」と直接苦言。村田はやむなく両サイドを剃ってラインを消している。
日本代表監督の命令を無視するワケにはいかない。それでも村田には、じくじたる思いが残ったようだ。1次ラウンド開幕前、記者が村田に「髪形を変えたのは、自分の意思?」と聞いてみた時、なんとも渋い表情を浮かべて一瞬押し黙り、「…自分の意思です」と絞り出すようにつぶやいたのが、印象的だった。
【アンチ巨人の表れ】
WBCで我慢した反動か、以前にも増して過激になって帰ってきた村田は、そもそも“アンチ巨人”で知られる。九州・福岡生まれの「男・村田」は、プロ入りに際して巨人が獲得に動く中、「自分はお金で動くほどヤワな男ではない」と言って、実力をより高く評価してくれた横浜を選んだという話も伝わっているほどだ。巨人ではとうてい受け入れられない過激な髪形は、原監督、さらには巨大戦力を誇る巨人への反骨精神の表れといえるのだ。
横浜は村田不在中に最下位を“独走”し、原監督の率いる首位・巨人に早くも6ゲーム差をつけられている(21日現在)。「帰ってきてよかった、と言われるように頑張りたい」。横浜浮上のカギを握る村田には、早々と巨人の独走気配が漂い、消えかかっているセ・リーグの火を再燃させる期待も大きい。
巨人との直接対決は5月5日(東京ドーム)まで待たなければならないが、どう追い上げ、原監督にどんな髪形を見せつけることになるか。いずれにせよ、村田がFA権を取得しても(順当にいけばあと2年で国内移籍可能)、巨人移籍はなさそうだが…。
■村田修一 むらた・しゅういち 1980年12月28日、福岡県生まれ、28歳。東福岡高から日大を経て、2002年自由獲得枠で横浜入り。07年36本、08年46本で2年連続本塁打王に輝き、昨年の北京五輪、今春のWBCで日本代表に選ばれる。今季から横浜の選手会長。家族は夫人と1男。177センチ、88キロ。右投げ右打ち。年俸2億6000万円(推定)。
ZAKZAK 2009/04/22
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