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“マナー違反”ちょっとガッカリ…諸見里にひと言

清水満の「SPORTS BAR」

 ゴールデンウイーク明けの先週木曜日、携帯が鳴った。「きょうから営業よ。GW中にね、7ラウンドしたの」。ゴルフ好きの銀座のママは相変わらず元気だ。「オレも行ったけど雨…」に「最近、ウチに顔見せないからバチが当たったのよ」。

 確かにご無沙汰。懐の寂しさに、仕事を理由にもしたが、ママからの甘い攻勢。「若い娘、入れたの、かわいいわよ、フフフ」の声に「ン? じゃあ、必ず時間作るワ」とあっさり誘惑に負けた。精神的に弱い?

 とりあえず仕事で誘惑を絶つか…。女子ゴルフ「ワールドレディス選手権サロンパス杯」を見に行った。ここでは「精神的に強くなった」諸見里しのぶが優勝を飾った。

 以前の諸見里は資質がありながら、感情の起伏が激しく、自滅する傾向があった。昨年10月のSANKYOレディースの最終日の14番、パーパットを外すと、「完全にキレました」とそこから3連続ボギー。自己制御が課題だった。

 「去年より強くなっていると確信してます。私生活から前向きに考えて行動してるし、ミスにもくよくよ考えないようにしたんです」。凡人は邪悪な誘惑に負けてばかりいるが、この22歳の悟りはどこで学んだのか…。「ネガティブな人には絶対に運は訪れないって」と。『勝負脳』(林成之著、講談社現新書)をオフの間に読破して心を動かされた、という。

 2007年の日本女子オープンに次いで“メジャー2勝”を含む、ツアー4勝目。「メジャー制覇はメチャうれしい」とはしゃいで見せた優勝にケチをつけるつもりはないが、“マナー違反”にはちょっとガッカリした。

 最終組最終18番、1打差で追う福嶋晃子が第2打(残り116ヤード)を打とうとした時、テレビのモニターでは福嶋の声がハッキリと聞こえた。

 「止まって…」

 福嶋の“視界”、左前方を歩く諸見里がいた。同伴競技者のプレー時には選手も止まって見守るのがマナーなのに、止まらない。「あれはちょっとねぇ。自分が行こうとしてた時だったんで、う〜ん、(リズムが)狂いましたよねぇ…」と福嶋の弁。ショットはグリーンをこぼれてしまった。

 2年前の日本女子オープン、不動裕理と接戦を演じ制した時、諸見里のキャディーの姿が何度も不動の“視界”に入ったという“事件”があった、協会関係者も顔をしかめた、と記憶している。精神的成長は認めるが、ゴルフはマナーも大事、礼を失してはいけません。

 ところで3週間連続ゴルフ取材、会場は基本的に山の中…。やっぱネオン街が恋しい。「今週、待ってるワ」のメールが入る。行くか、やっぱ誘惑には勝てないデス…。

ZAKZAK 2009/05/11

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