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横浜にしか勝てない…G高橋尚を待つ“激辛”オフ

海外FA取得もバブル崩壊

 巨人投手陣のリーダーを自任しつつも、今オフ、海外を含めたFA移籍を視野に入れる高橋尚成投手(34)。だが今季はまだ他球団の食指を動かすような好投を披露できていない。“転職活動”は視界不良のまま、激辛なオフに突入しそうな気配だ。

【結局パかG残留!?】

 今季まだ5勝と波に乗れない高橋尚は、18度目の先発となった16日の阪神戦(東京ドーム)でも振るわなかった。

 先制点をもらった直後の3回無死から失策の走者を背負うと、ここから鳥谷の適時打とブラゼルの3ランを食らって4失点。5回を投げて自責点は0ながら5敗目を喫し、「調子自体はよかったが、ブラゼルへの一球が悔やまれる。勝負どころで球が甘くなったし、味方のミスをカバーできなかったことに腹が立つ」とうなだれた。

 昨オフに上原浩治投手(34)がメジャーのオリオールズにFA移籍し、生え抜きでは投手陣の最年長となった。若手投手からの信望も厚いが、首脳陣の扱いはそれに見合ったものとは言い難い。

 原監督に「巨人の左腕エースの番号」として背番号「21」を託された2007年にはチームトップの14勝を挙げ、最優秀防御率のタイトルも獲得。昨季は初の開幕投手も任されたが、同年加入したグライシンガーが中5日での登板を強く求めたため、高橋尚がその調整弁に。中4日、中7日など定まらない登板間隔を余儀なくされた。その甲斐あってグライシンガーは最多勝の活躍だったが、しわ寄せを食った高橋尚は8勝止まりと、不本意な成績に終わった。

 およそ「エース」とは思えない起用法に不信感を抱いた高橋尚は、昨オフの契約交渉の席で清武球団代表からFA宣言した上での複数年契約を提示されたが、「30歳ぐらいを過ぎて他球団の野球や海外の野球も見てみたくなった」と拒否。海外移籍も可能となるFA権の今季中の取得を見越して、FA宣言せずに単年契約を結んだ。

 もくろみ通り、7月に海外FAの資格を得て、国内外を問わず、今オフに他球団と交渉する準備は整った。あとは今季の活躍次第という状況だが、肝心の勝ち星が伸びてこない。しかも5勝のうちセ・リーグ相手の白星は横浜からの3つのみ(残り2勝は交流戦)。高橋尚は通算74勝のうち24勝が横浜相手という“ハマキラー”だが、現在のローテ通り、週末の登板が続くようだと、今後は横浜戦に投げる機会はなく、2年ぶりの2ケタ到達はかなり厳しい。

 盟友の上原の後を追って海外へ雄飛しようにも、すでにメジャーでの日本人バブルは崩壊。昨オフには同じ左腕の高橋建投手(40)が広島からメジャー移籍をにらんでFAとなったが、マイナー契約しか結べず。中継ぎとして5月にメッツでメジャーデビューしたが、現在は再びマイナー暮らしとなっている。

 国内に目を向けても、最も先発のコマが不足しているのが、よりによってカモの横浜という皮肉な構図だ。セ・リーグの他球団にしても、横浜にしか勝てない投手に、年俸1億3500万円プラス補償は高すぎる買い物である。

 残る選択肢はパ・リーグへの移籍、そして巨人残留だ。とはいえ「原監督はチームへの忠誠心がない選手を嫌う」(球団関係者)ため、今季も故障でもないのに2軍に行かされたり、すでに見切られた感がありあり。

 昨オフの契約更改の経緯も考え併せれば、残っても立場は相当に弱くなる。

 タイミング、人間関係、やりがい−。どこの世界でも、自分を高く売るのは実に難しい。

ZAKZAK 2009/08/17

巨人軍

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