今までにないくらい暴れる!早実・清宮、麻央さんの言葉で選手宣誓「野球を愛しています」

高校野球の東西東京大会開会式で、選手宣誓する早実高の清宮幸太郎選手=8日、神宮球場(代表撮影)

 第99回全国高校野球選手権大会東・西東京大会が8日開幕し、神宮球場(新宿区)で行われた東西合同の開会式では、計272校262チームの選手が、東京消防庁音楽隊の演奏に合わせて元気よく入場行進した。

 晴天に恵まれ、都心は30度を超す厳しい暑さ。高校通算103本塁打を誇り日本中を湧かせる強打者である早実(西東京)の清宮幸太郎主将が選手宣誓を務めた。

 人生初の選手宣誓となった清宮主将は、「私たちは野球を愛しています」と力強く話し始めると、「野球のすばらしさが伝わるよう、野球の神様に愛されるように、全力で戦うことを誓います」と宣誓した。

 「愛しています」と宣誓したことに関し、先月22日に34歳で死去したフリーアナウンサーの小林麻央さんが息を引き取る間際、夫の歌舞伎俳優、市川海老蔵(39)に告げた「愛してる」という言葉が印象に残っていたという清宮。

 「(野球を)好きよりは、愛しているので。野球がなかったら今の自分がない」とこだわりを述べ、「優勝旗を取り返すために今までやってきた。今までにないくらい暴れて、早実の大会にしたい」と大会に向けた意気込みを語った。

 開会式には小池百合子知事が登壇し、「東京五輪では野球が正式種目になり、野球の魅力を発信するまたとない機会。ここにいる皆さんに担い手として力になってほしい」と球児にエール。

 江戸時代の剣士・柳生宗矩の「われ人に勝つ道を知らず、われに勝つ道を知る」という言葉を引用し、「ベストを尽くして自分に打ち勝つことで、他人に勝つ道も開けていく。自らの力を信じながら、チーム一丸で全国屈指の激戦区を勝ち抜いてほしい」と述べた。

 高校時代ソフトボール部だったという小池氏は、知事としては18年ぶりに始球式に登場。投球は左打者の後方をツーバウンドして捕手のミットに収まり、小池氏は「ストレートに入るはずだった。精進します」と悔しそうに話した。

 決勝は29日に東東京、30日に西東京がそれぞれ同球場で予定されている。

 ■早実・清宮主将の宣誓全文

 宣誓 私たちは野球を愛しています。私たちは野球に出合い、野球に魅せられ、野球によってさまざまな経験を重ねてこの場所に立っています。

 いよいよ今日から夢の舞台へのたった一枚の切符を得るための戦いが始まります。

 私たちは東東京、西東京の頂点を競うライバル同士ですが、同時に同じ夢を追いかける同志でもあります。青春の全てをかけて戦うことができる幸せと喜びを、支えてくれる全てのみなさまに感謝しながら、野球のすばらしさが伝わるよう、野球の神様に愛されるように、全力で戦うことをここに誓います。

 平成29年7月8日、選手代表、早稲田大学系属早稲田実業学校高等部 硬式野球部主将 清宮幸太郎