阪神、ポスト掛布に“第3の男”急浮上 本命・片岡C、矢野Cは虎将の指導法なども熟知しているが…

2軍監督の人選に頭を悩ます?金本監督(写真)。高代ヘッドが急浮上だ

 7000人超の虎党に見守られながら、9月28日のウエスタン・リーグ広島戦(甲子園)で最後のタクトを振った阪神・掛布雅之2軍監督(62)。その模様はNHKや民放の全国ニュースでも取り上げられるなど、ミスタータイガースの人気が改めて証明された。

 29日には大阪市内で球団の坂井オーナーと会談。オーナー付きアドバイザー職を要請され、「フロントサイドから見える野球は非常に興味がある」。その上で「球団の方でお世話になるように考えている」と受諾を示唆し、1軍の今季終了後に発表される見通しだ。

 となれば、焦点は次期2軍監督の選定に移る。現時点では矢野燿大作戦兼バッテリーコーチ(48)、片岡篤史打撃コーチ(48)の2人が本命。掛布氏の退任をめぐっては、金本知憲監督(49)との指導スタンスの違いや、コミュニケーション不足が一因とする見方もあるなかで、この2人は2年間金本監督とともに過ごし「指導法や1、2軍の入れ替えの基準を熟知している」(球団関係者)。

 だが、ここにきて高代延博ヘッドコーチ(63)が“第3の候補者”として急浮上している。

 セ・パ両リーグで長年、コーチを務め指導経験は豊富。何より金本監督が広島での若手時代、当時の三村監督とともに熱血指導を受けた恩人の1人だ。連続フルイニング出場世界新記録を樹立した際には、「一人前になる前の自分に守備、走塁を根気よく本当に根気よく教えてくれた人」と感謝するほど、金本イズムの礎を作った人物だ。

 気になるのは球団側が掛布氏の退任理由として「コーチの世代交代の側面もある」と言及した点。この日も2軍の古屋、久保の古参コーチの今季限りでの退団が発表されたが、「高代さんなら“コーチのコーチ”として2軍で次代の指導者育成にうってつけ。2軍監督のポストは妙案だと思う」(球界関係者)と推す声がある。最終的に金本監督がどう判断するか。(山戸英州)