楽天3位でよかった? パCSデータ上では“断然有利” 与田C「失うものがない」

3位に終わり無念の梨田監督だが、CSはむしろ有利?

 西武とし烈な2位争いを繰り広げていた楽天は、4日のロッテ戦(ZOZOマリン)で延長12回の末に引き分け3位が確定。本拠地でのクライマックスシリーズ(CS)開催権を逃した。

 梨田監督は「直接対決(3日の西武戦)で負けているから、しようがない。故障していたり、体調が悪い人はCSに合わせて準備しないと」と淡々とした表情。

 この日、負けられないはずの試合を前に、左肘に不安を抱える抑えの松井裕、不振のアマダーを登録抹消。ペゲーロ、茂木を先発から外し、CSに向けての調整を優先させた。

 2位・西武と14日から敵地メットライフドームでファーストステージを戦うが、パ・リーグのCSでは過去10回中7回、3位チームがファイナルに進出(セは2位が6回)。昨年は2位のソフトバンクがファーストステージを突破したが、一昨年までは6年連続で3位チームが勝ち上がり、3位の方がむしろ有利というデータがある。

 この理由を、入団前にはNHKの解説者としてCSをみてきた楽天・与田投手コーチは「3位のチームは失うものがない、というのはあるんじゃないですか。外からみていると、そう見えますよね」と指摘。

 2位チームはホームで戦えるのが利点だが、西武・橋上野手総合コーチも「3位はダメもとで行けるから気楽。WBCで経験したけど、“完全ホーム”の中でやるのは、結構プレッシャーがあるよ」と振り返る。

 野球は裏の攻撃が有利といわれるが、3位のチームはすべて表に攻撃することになる。楽天・池山チーフコーチは「CSは先に1点を取って逃げるパターンが多いんだと思う。大量点は見込めず、前半の1点は後半の2、3点になってくる」と分析。「菊池、十亀、多和田が相手になると思うから、そこを見据えてしっかり準備したい」と語った。データどおりとなるか。(塚沢健太郎)