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最強打者は「4番」ではなく「2番」 (1/2ページ)

 米大リーグのポストシーズンを見ていると、2番打者の役割が大きく変わったことを改めて感じさせられる。

 「明らかに昔とは違う。強打者の起用も珍しくなくなるよ」とレイズ時代のジョー・マドン監督から聞いたのは2012年。大胆な守備シフトなどユニークな采配でカブスを今季両リーグ最多の103勝に導いた知将は、クリス・ブライアント内野手(24)に2番を任せている。今季39本塁打、102打点で、リーグ1位の121得点を挙げたナ・リーグMVPの最有力候補だ。

 他球団の2番打者もオールスター選手ばかり。ブルージェイズのジョシュ・ドナルドソン内野手とナショナルズのブライス・ハーパー外野手は昨季のリーグMVP。ドジャースのコリー・シーガー内野手は新人王の最有力候補で、インディアンスのジェーソン・キプニス内野手も球宴に2度選出されている。

 強打者を2番打者に置く近年の傾向は、選手の力量や戦術を統計学的に分析するセイバーメトリックスの影響を受けている。膨大なデータを根拠に「最強打者」を4番より3番、3番より2番で起用する監督が増えたことで、伝統的な打順まで覆されてしまった。

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