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ラジオの生命線は「ぬくもり」 スポーツ中継を取り巻く環境 (1/2ページ)

 おかげさまで聴取率調査では昨季もラジオ局ナンバーワンの数字を獲得することができました。この場をお借りして御礼を申し上げます。

 ただ放送…とりわけラジオのスポーツ中継を取り巻く環境は必ずしも明るくありません。

 第一にネットビジネスの台頭。周知のとおり、近年はスマホさえあれば試合のリアルタイム情報をかなり詳細にいたるまで簡単に知ることができます。サイトによっては1球ごとの球種やコース、ファウルを含めた打球の方向などがほとんど時差なく配信されていますから、ラジオ中継の強力なライバルです。

 はたまた中継そのものが放送からネットへと移行している部分もありますからね。

 さらに、ラジオ局はどこもスポーツアナウンサーの高齢化という課題を抱えています。弊社でいえば、私は今年で55歳ながら、なんとスポーツアナの平均年齢。20代はひとりもいないんですから、超高齢化の先端を行ってます(笑)

 でも愚痴っている暇はなく、時代に即した中継を模索しなければなりません。第一に、中継スタイルの検証。たとえば今までどおり他球場の途中経過を逐一迅速に伝える必要があるのか? そこはネットに任せて、われわれは現場に実際にいる者のメリットとして五感をもっと前面に打ち出すべきではないのか? など。ラジオは手作りならではの、ぬくもりのある中継が生命線かもしれません。

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