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【ぴいぷる】なでしこ再建託された女闘将・高倉麻子監督が振る負けん気“タクト” 「第2の澤穂希は出てこなくていい」 (1/3ページ)

 時折、雪が舞うほどの寒さとなった1月下旬、東京・味の素フィールド西が丘。新生なでしこジャパンの面々が集結し、2017年の第一歩を力強く踏み出した。

 「新しいスタートの合宿。みんなでいい競争をしていこう」

 2時間に渡って体力強化に精を出す選手たち。活を入れ、腕を組み、鋭い目で見つめ続けた。

 W杯ドイツ大会(11年)を制覇し、ロンドン五輪(12年)で銀メダル、3年後のW杯カナダ大会で準優勝。輝かしい栄光から一転、昨年のリオ五輪では、本選出場すらかなわない異常事態に陥った。

 8年間指揮を執った佐々木則夫監督(現大宮トータルアドバイザー)からバトンを受け、チームの再建を託されたのが、この人。女子サッカーの黎明期から活躍し、アトランタ五輪(1996年)に出場したかつての名ミッドフィルダーは、指導者に転身して10年が経つ。「再び世界の頂点に立つ」という大目標を果たすべく、闘志を燃やしている。

 だが、現実は容赦ない。就任1年目の昨年はアメリカに1分1敗、スウェーデンに0-3で敗北。年末の静岡学園(男子)との練習試合では12失点という惨憺(さんたん)たるありようだった。高倉監督が目を潤ませたとも報じられた。

 「誰も泣いてませんよ(苦笑)。練習試合で泣くわけがない。本番の試合だって泣いたことないですから。勝っても負けても監督が泣いたら終わり。感情的になってもしようがない」とネガティブ報道を一蹴。負けん気の強さを改めて印象づけた。

 立て直しという大役、その重さは想像に難くない。澤穂希、宮間あやといった看板選手が離れ、今の代表は若手中心のチームになりつつある。新主将に就任した熊谷紗季(リヨン)ら黄金期を知るメンバー数人は残っているものの、正直なところ小粒感は否めない。

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