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【江尻良文の快説・怪説】侍J4番の筒香、王イズムで開眼 「本当の意味で実力の花が咲いた」とお墨付き

 第4回WBCで侍ジャパンの4番に固定されることになった、筒香嘉智外野手(25)。実は第1回大会の優勝監督でもあるソフトバンク・王貞治球団会長(76)の精神を誰よりも継承しているのが、この筒香といえる。

 王会長はソフトバンク監督時代からこう持論を唱えていた。

 「中南米出身のメジャーのスター選手を見てみなさい。メジャーの公式戦が終われば、母国に帰ってウインターリーグに出場。1年中野球漬けになっている。だから中南米出身のスーパースターが誕生しているんだよ。日本の選手もお手本にしたらいい。オフに休みが必要なのは、シーズンをフルに働いた一握りのベテラン選手だけだ」

 これを地で行ったのが筒香。2015年に打率・317、24本塁打、93打点で自己最高成績をマーク。そのオフ、11月に開催された国際大会プレミア12に侍ジャパンの一員として選ばれ4番も経験した。さらに、そのまま休む間もなく、自ら志願してドミニカのウインターリーグに参加し武者修行。周囲には“過重労働”を心配する声もあったが、その結果が昨季44本塁打、110打点を稼いでの2冠王獲得だ。

 王会長が「本当の意味で実力の花が咲いた。4番は他の打順とは意識が違うが、彼はずっとやってきた。十分重責を果たしてくれると思う」とお墨付きを与えているのも当然だ。 (江尻良文)

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