記事詳細

侍合宿に閑古鳥…米国は公式戦前の調整 収益が悪化すれば打ち切り再燃か (1/2ページ)

 サンケイスポーツの編集局内で先日、2009年の第2回WBCを取材したデスク2人が思い出話に花を咲かせていた。

 「あのときの宮崎の盛り上がりはすごかった。合宿初日に4万人も集まったからなあ」

 「そうですね。駐車場からバイパスまで大渋滞になりましたからね」

 当時筆者は、米フロリダ州で取材していた。米国代表はフィリーズのキャンプ地クリアウオーターで合宿をスタート。ヤンキースのデレク・ジーターらスーパースターが集結したにもかかわらず、観客席には約300人と閑古鳥が鳴いていた。日本の熱狂ぶりを聞いた首脳陣が目を丸くしていたのを思い出す。

 この日米の温度差は、試合前のスカウティングにも表れていた。日本は偵察部隊まで派遣して、米国をはじめとするライバル国を徹底分析。映像を繰り返し見て投手の癖まで分かっていたそうだが、米国はほとんど情報収集をしていなかった。選手には均等に出場機会が与えられ、公式戦開幕前の調整を兼ねている印象が否めなかった。

 残念ながら、この米国の姿勢は13年の前回大会でも変わらなかった。大リーガーにとって最高の目標はワールドシリーズ制覇。WBC開催国でありながら今回も盛り上がっていないのが現状だ。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう